「夏だし、流しそうめんでもしよう」
我が家の周りには竹林があり、流しそうめんなら
100万人分できる。
七夕用の笹なら
500万年分はある(推定)
イナ〇の物置なら100人乗っても大丈夫だ。
ちなみに竹の子は取り放題という最高の環境にある。
↓プール監視に飽きてきたので流しそうめん作りに情熱を向けることにした。
情熱は伝染する。
約2時間の流しそうめん台作りに奮闘。
ついでに竹のつゆ入れを作って夏の風物詩をめいっぱい楽しむことにした。
流れそこねたそうめんを狙っているのか、こてつ君は神妙な眼差しで僕らの作業を監視していた。しかしタイムオーバーで作業はここで一旦終了。
あとは流し方だ。
高低差やスムーズなコーナリングを考えるのは楽しい。
楽しみは次回にとっておくことにした。
退屈で渇いていて、とくに自分に無邪気さが足りないと感じた時は人生に少しだけ冒険を取り入れよう。
サーク
買うか!?
買っちゃうのか?オレ!?
と言うか・・・
予約した
いいぞ!いいぞこの決断力!!
以前のバイクを手放してから約2年・・・
時は来たのだ。
こうなれば黙っていられない。
早速、大好物の寿司をつまみながらバイク仲間に抑えられないこの気持ちを語ることにした。
「ついにやったよ」
「何をだい?」
彼は僕の話を左耳で聞き流し、まるでメリーゴーランドのように回る寿司の鮮度の見極めに余念がない様子だ。
「2013年モデルのカワサキだよ」
マグロの見極めを途中でやめた彼はゆっくりとコチラを振り返った。
「それは真実かい?」
「ああ、もう予約済みだ」
モトクロスを心から愛する僕らの間に多くの言葉は必要ない。
それだけで何を意味するのか察するのだ。
「よし、お前に新しいモトクロスコースを見せてやる」
最後のマグロを口に押し込むと彼はおもむろに席を立った。
なにやら仲間達と専用コースを密かに作っていたらしい。
某所に到着するとそこには手作り感満載な、しかし作り手の思いが入っているとてもいいモトクロスコースが広がっていた。
彼はひとしきりコースの難所と攻略ポイントを教示すると
「じゃあ、銭湯に行こう」とドロドロになった靴を僕の車のタイヤで落とした。
しかし車に乗ったはいいが動かない・・・
昨夜の豪雨で道がぬかるみスタックしてしまった。
早くコースが見たいと、はやる気持ちが駐車位置の判断を鈍らせていたのだ。
辺りには何もなく、すでに真っ暗状態。
「ヤバイ気配だ」
しかしそんな緊急時の身体能力は心理的限界を超え、限りなく生理的限界に近づける。Tシャツとズボンをドロドロにしながら何とか車を押し進めた。
日頃
「何のために鍛えてるの?」という嫁の幾度の質問に一矢報いた気分だった。
アスファルトの道路に出ると2人は安堵のため息をついた。
「38のおっさん2人で何やってんのよ・・・」
しかしこの
清々しさとワクワクした気持ちはどうだ。
車の窓を全開にした少しぬるい風は僕らの口を黙らせた。
服はドロドロだが心地いい気分で銭湯に着いた。
銭湯の入り口から見えた僕らの姿に嫁たちは眉をひそめてこう言った。
「・・・なにやってんの?」
男はサイテーでサイコーだ、
男ですみません。
ジョージアCM
熱い熱いロンドン大運動会が終わってしまった。
今回は個人的に思いがリンクするものが多くあり勝手に盛り上がってしまった。
これで夜はぐっすり眠れるのは嬉しいが寂しくなるのも否めない。。。
この感じは
失恋1週間後ぐらいの刹那さと似ている。
しかし世界の時間は刻々と進んでいるので過去に思いを馳せている場合ではない。
「夏だしプールでもいこう」
暑いときは逆に攻めたほうが得策だと知っていた。
チビ①を連れて近所のプールへ
泳ぐ気マンマンで到着・・(父)
これも
オリンピックと夏のせいだ。
彼女のバタフライが気になっていたので前職のスイミング指導知識を頭の片隅から引きずりだして熱血指導をみっちり60分間市民プールで繰り広げた。
お盆休みなパパ達のレジャー系水着の中に
本気モード水着で登場。
際立って
浮いてる様子が自分でも分かった。
チビへの熱血指導が60分を越える頃、チビのテンションが完全に落ちていることにようやく気がついた。
運動指導は自己満足ではいけないと日頃キモに命じているにも関わらず恥ずかしい限り・・・
これも
オリンピックと夏のせいだ。
しかし
「今回は悔いのない市民プールでした!」これを最後に言えたので良かった。
自宅に戻ると
吠えない番犬こてつ君はうらめしそうにコチラをのぞいた。
暑くても毛皮を脱ぐことができないストレスなのか、はたまた人間達だけのバカンスにヤキモチをやいているのか。
「これもオリンピックと夏のせいだよ」
再三のなぐさめに彼はようやく元のポジションに落ち着いた。
僕の罪悪感が彼の散歩時間を長めにしたのは言うまでもない。
散歩から帰ると心地いい風が夕日とともに僕とこてつ君を包み込んだ。
「これはビールしかないだろう」
いや、夏がそうさせるのだ。
夕食の支度をしている嫁に・・・
「ビールを取ってくれないか、外で一杯やるよ」
額にじんわりと汗をにじませた嫁は「いま忙しいんですけど」と言わんばかりに慌ただしくビールを手渡し、こう言ってウィンクした。
「これも夏のせいね」
楽しむというのは簡単に言えば、今ある喜びにつかまること。青空を見ながら、気分がいいからと息を深く吸い込むこと。
ジュディス・ハーラン
※本文には若干のフィクションが含まれています。
長文、大きな心と広い思考力でお読み頂きありがとうございました。
竹行燈
地域活性イベントのひとつで「竹行燈コンテスト」が四季の郷で開催されました。
なんと約
8000本の竹が使われている。
ちびちゃん達のコップも飾られていたので3人で総探し・・・↓
その間、迷子になった・・・・・
父・・・・・
「離れたらアカンて言うたやろ!」と泣きながら小学2年生の娘に叱られた。
「あ・・どうもすんません・・」
こちらにも言い分はあったがここはグッと我慢した。
そして高学年の子ども達のメッセージに驚いた↓
他の子どものコップにも「絆」や「幸」という言葉が書かれていた・・・
ニュースで流れていた島の奪い合い(残念ながら五輪にも波及・・)が悲しくも頭に浮かんだ。この
人生の後輩たちの感性は
奪い合う大人をはるかに越えているようにも思う。
どこにでもメッセージはある。
小さなメッセージに耳を傾けること。
その声は滅多に私達を愚かしいこと誤ったほうへ導くことはない。
ロンドンも熱いですが昨日の
ぶんだら&yosakoiも熱かった。
つれもってこいこい♪
現地に行くと、このヘビーローテーションが頭から離れなくなる。
チビ達はスピーカーから出る誰とも分からないあの歌声と爆音に、はじめはビビッていたが慣れてくれば自然と口ずさむようになっていた。
こうして
紀州っ子が成立していくのかと思った。
「ドンとドドンとドドンとこいこい♪」
もう少し慣れてくると
「うるさい」と眉をひそめた。
子どもは飽きるのが早い。
いや、何万回やっても飽きないものがある。
すくい系の遊びではチビ②はいつも腰の位置が高い、スポーツもスーパーボールすくいも腰を落とすのがセオリーだ。
案の定
大胆な2回の入水で見事に撃沈した。
コチラを向いて、また眉をひそめた。
チビ①は年の功でさすがに要領を得ている。
腰は低く(というか座り込んでいる)ポイと器の位置が絶妙で、すくいはじめの狙いどころが小さいやつからと経験が形に表れている。
しかも狙っているのが写真上の
ダッコちゃん人形・・・この名称が分からないが腕に抱っこさせるやつ。そうスーパーボールのようなザコキャラは始めから眼中にない。
こやつ・・・出来るな。
これがオリンピック競技になれば彼女は最年少で全日本入りかもしれない。
そんなまったく生産性のない妄想が頭の中で本気になりはじめた瞬間・・・
「行くで!」
嫁の声が僕を現実世界に引きずり戻した。
情けでもらったスーパーボール3個を自慢げに持ち、近くの縁石に4人で腰をかけて
紀州ぶんだら節を見学することになった。
紀陽バンクさんの
女子バスケット選手がコチラに歩みよってきた。
身長182cmに親近感を覚えたのか、はたまた仕事後すぐだったのでジャージ姿(正装)が祭りの中では目をひいたのか・・・
「よかったらどうぞ~」と少し短めの浴衣で紀陽ウチワを手渡してくれた。
いつもチビ②はかわいい女子にめっぽう弱いが今回はタイプではなかったようでうちわを無表情でもらっていた。。。。まったく親の顔が見てみたい。
しかし今年の紀陽さんは気合いが入っているのか全事業所の
窓口のお姉さんが参加しているのかと思うような人数でしかも全員
浴衣だ。
猛暑が続くのは勘弁してほしいが
夏には夏の素晴らしさがある。
捉え方で目の前の世界が変わる。
もし冬がなければ夏は楽しくならないだろう。
アン・ブラッドストリート