現役時代のライバルは10年後もライバルだった
「この期間限定な最高な季節にバイクに乗らなくていつ乗るって言うんだい?」
このムリクリな説得が効いたかどうかは分からないが、なんとか嫁の決裁を得て奈良県吉野にあるモトクロスコースへ
上の写真は現役時代に一緒に練習やレースをしていた戦友のバイクですが、なんと偶然にも10年ぶりの再会
偶然はそれだけでない・・・
①2013年モデル(新車)を夏に購入
②カワサキ党
③家族に後ろめたさを感じながら休日にモトクロス
偶然か必然か、同世代の元選手達がまた乗りはじめている。
あっ、もうひとつ共通点があった。
④バイクに乗らない時間と比例してスピードが格段に落ちている
(これはセツナイ。。)
以前、共に切磋琢磨しお互いに成長しあってきた仲間との再会は感慨深いものがあります。
頑張ってきた分だけ特別な思いがありますね
「久しぶりに一緒に走ろうか」
「・・・いや、それはやめておこう」
彼はこう続けた
「僕らが走ると本気になってしまうだろ?」
確かに彼の言う通りだった。
他の現役選手に負けるのはしょうがない、しかし・・・
あの時、共に戦い続けた相手には負けたくないのだ。
お互いに仕事での立場と家族構成が変化した今、
怪我はシャレにならないことは知っていたが、ラストプラクティスに久しぶりに並んで走った(いや、走ってしまった・・)
結果
お互い全開走行
走行後、ペットボトルの水を飲み干しながら
「また一緒に走ろう」と固い約束を交わして僕らは別れた。
帰りの車中、久しぶりにできた手のマメを車のハンドルで感じた。
夕焼けに向かって車を走らせながら、その手の痛みを懐かしくも心地良く感じていた。
遊ばざるもの働くべからず。
パタゴニア創設者