「最後まで諦めず走りきれ」
先日の
かけっこ教室から今日の運動会直前まで彼に言い続けたその言葉を今日、チビ②は結果として出せるのか・・・
その瞬間は開会式後いきなりやってきた。
「次はバラ組さんのかけっこです~」
まったく緊張感のないアナウンスとは裏腹に僕と息子の鼓動は最高に高まっていた。
ドキ・・ドキ・・ドキ・・
よ~いピーッ!!!
スタートの合図と共に先日伝授したスタートダッシュ!!
なんとトップで1コーナーへ!!
「よ~っしゃぁあ!!!」
僕はビデオカメラを右手で回しながら左手の拳を大きく天高く突き上げていた。
その拳は、まるでチャゲアスの飛鳥の力強さを持ち、風は前から吹いているようだった。いや、風だけで言えばTMレボリューション並みだ。
とにかく興奮のあまり声が一瞬で枯れた。
しかし
一等賞への熱い思いがチビの足をつまずかせ、中盤に危うく転倒・・・・・しかけたが何とか持ちこたえ最終コーナーを回った!!
後ろにはチビ②のライバルキッズが
最後の逆転を狙ってスパート!!
・・・僅差だ!!
そのままテープは切られた。
そして振り返ったチビ②の表情はこうだった
(^o^)/
父の言葉が彼の脳裏によぎったかどうかは分からないが、とにかく最後まで走り切り見事に
1等賞を勝ち取った。
午前の戦を終え、家族のもとに翼を休めに戻った戦士の
ドヤ顔は今年一番のものだった。そんなドヤ顔を眺めながら僕はこう思った。
この出来事は彼の自信と世界を広げたに違いない。
大げさではなく、
これくらいの自分と思っていた彼の可能性は、実はもっともっと大きなものであることに気づいた瞬間。それはこの2年間の悔しくもあきらめかけた思いと目標に向かって彼なりの努力をしたプロセスがあるからに他ならない。
世界を変えるのは環境ではなく自身。
こんなシンプルな教えを人生の後輩から学んだ。
育てながら自身が育っている実感・・・人生はおもしろい。
僕になにができて、なにができないか、
そんなこと決めつけるな!!
ベストジーニスト賞が相葉氏に決定しました。
こちらはベスト
長靴にランドセルときどきハニカミ賞です。
チビ君受賞おめでとう。
小学校という新たなステージはワクワクする気持ちは分かる、しかし
「がっこういかん!!パパのかーつのおてつだいするわ!!」とあの時言った言葉はもうすっかり忘れちゃったかい?
チビの心と秋の空とはよく言ったものですね。
しかしこれで最終学歴が
幼卒だけは免れ、ホッとしている父です。
そんな僕も
「高校いかんとモトクロスするわ」と父に言っていたのを思い出すと照れる。
高卒だった僕の父は学歴という肩書きに苦労したのか
「高校だけは出ろ!!」と常々言っていたのを覚えている。
母は
「自分の思った通りに生きたらええ」と
シビレる言葉をかけてくれた。家系なのかどうか分からないが和坂家の女性は
男前が多い。
夏の終わりに川遊びをした時、
飛び込みスポットがあったので友人トオルちゃんと飛び込みポイントまで崖を登ってみたが2人とも足がすくんだ。。。
崖の上のおっさん達は飛ぶか飛ばぬか
モジモジしていると・・・
「わたしが飛ぶわ」
と上着を脱いだのがウチの嫁。
血は受け継がれていくのか。
「飛び込む時は考えたらアカン、迷ったら飛べやんで!!」と僕ら
崖の上のモジモジ君に教えてくれた。
人生のヒントは夏の終わりの中にもある。
ヤッチマイナー!!!
キル・ビルより
人はなんとも云わば云え、
我が成すことは我のみぞ知る
坂本龍馬の言葉ですがこれを和坂の
座右の銘にさせて頂いております。
文字だけを見ると自分勝手に生きるという意味にも取れますが、龍馬の生き様を辿ればこの
言葉に熱さと強さ、信念、誇りを感じますね。
小学校時代、担任の先生(坂口先生)は龍馬の話を社会の時間すべて使って熱弁し、チャイムが鳴っても語り続けたが僕らは坂口先生の話に夢中になった。
衝撃的でクール・・・その日から龍馬の大ファンになったのは言うまでもない。(今思えば先生も龍馬が大好きだったのだろう。。。)
今こそ開国ではないのか。
それぞれの社会で開国。すでに
開かれた社会を創造する人達がいる。
フィットネス業界もしかり、個々や組織が繋がりフィットネス全体で日本社会に大きな役割を果たす時ではないでしょうか。
大げさなことではなく
個々がそう思えば、願えば、動けばそうなるのかもしれない。
そんな志を持たれた関東・関西の名トレーナーの皆様と交流させて頂きました。
右からベッピンさん、ベッピンさん・・あっ!違・・・・
写真右下:今回セミナーの主宰者、元モデル事務所所属
「ポーズは間が大切よ」関西と関東トレーナーの「
間」を絶妙につなぐ8頭身、金井さま。
中央:今回のセミナー講師、日本トレーナー界では言わずと知れた
フィットネス平成維新会長モットーは
情熱体力好きな色はスカイブルー、大久保さま。
左下:観葉植物と車(レガシィ)をこよなく愛するピースフルな和歌山健康運動指導士会長、講演では
和歌山のきみまろ坂口さま。
左上:ジャンピングプッシュアップ(腕立てでジャンプ!!)写真をフェイスブックに投稿、見事に全身が1m以上飛んでる姿に
イリュージョン疑惑・・・
「ほんとに飛んでるんです」と大胸筋をピクリと動かす横浜男、狩野さま。
右上:モトクロスバイクを新車で購入、最近のモチベーションは今月末のモトクロス練習。嫁の機嫌を伺いながらテルテル坊主を毎日作成中、和坂。
平成にもなれば坂本龍馬はひとりじゃない。それぞれが社会と社会をつなぐ龍馬の役割を果たせば未来の日本は明るいぜよ。
そんな思いを志半ばで倒れた龍馬は天国から言ったとか言わないとか・・・・
今、龍馬なら何を思い、何を云い、どんな行動をするだろう。
もう土佐も長州も薩摩もないがぜよ、藩なんかクソくらえじゃ! ようは日本じゃ!!
坂本龍馬
我が家の
オチョケ担当チビ②君
家の前の坂道をノーブレーキで下るのが彼のポリシーだったが、いつも父に注意されていた。
「オチョケて乗ってたら終いにコケるぞ!」
2輪はナメたら痛い目どころではすまない。
今日もスピードつけて下っていたので注意しかけたとき・・・
ガシャン!!
車体が振られてイヤな感じの転倒だったので瞬間的に走った。
抱き上げると擦りキズ程度だったが転倒にビックリしたチビは大泣きしていた。
本気で叱りながら本気で抱きしめた。
チビは
「ごめん・・」とコケた痛みに耐えながら耳元で聞こえる父の声に謝った。
僕は叱りながら胸が詰まってなぜか涙が出てきた。
以前、チビ②の親友のお母さんと子育て話をした時の言葉がある。
「なんでもいい、私はあの子達がとにかく生きてくれたらそれでいい」
聞いたとき、一瞬時間が止まった。。。
僕は生きていること前提で話していたが、そのお母さんは違った。
その
シンプルで本当の言葉には背景があるが、僕はとにかく圧倒された。
すべてのものは有限であり当たり前な命や出来事などあり得ない。
忘れかけたとき
必ずサインはやってくる。
いま頭の中で思い悩むことなどたいした事じゃない、それより「生きている」そのことが大事件なのだ。
フィスが今日亡くなった。
思い返せばチビ①の帰り道に拾われてきたチビ①の妹的存在になろうとしていたとき。
フィスを助け出してから2日・・・
寝床を作り、餌を懸命にあげていたチビ①。
しかし今日の朝、餌をやりにいくとフィスは仰向きになってピクリとも動かなかったようだ。
悲しみに打ちひしがれた彼女はフィスの家の前で背中を丸めシクシクと一人泣いていた。
彼女が
死に対して涙を流したのは生まれて初めてかもしれない。
そんな存在を無くした彼女はいったい何を想うのか・・・・
これが生前のフィスだ。
ちなみに名前の由来は
フィットネスの頭文字と最後の文字を取ってフィス。
らしい。
中々の名前センスだが、大人の会話を子ども達はよく聞いているという事だ。
ちょっとビビる。
お墓まで作ってあげていた。
「暑いから」とスケボーの屋根付。。。しかしここは庭。
TPOをまだ分かっていない彼女は
カニ・・
いやフィスの死の悲しさに場所の選択どころではない。
チビの気がすむまでとりあえずこのままにしておくことにした。
午前の仕事が終わりスタジオを覗くと。。。
もう気は済んでいた。
人の心とはうつろいやすく無常である。
女心は秋の空まで待たずとも夏の残暑中にも激変する。
そう、何も悩むことはない。
執着を手放し、そういうものと認めるだけでいい。
真の愛はいつも傷つきます。
人を愛することや人と別れることは痛みを伴うものです。
マザー・テレサ