「パカパカするやつよ」
小学生の作品展にチビの作品も出展されているとの事で見に行ってきました。
「どんなん作ったん??」と何回聞いても・・・
「だから・・・パカパカするやつよ!!」
質問を続ける父に最後は少々キレぎみに答えた。
しかし
パカパカするやつとは一体なんだ?
38歳の父には空き缶や竹にヒモを通して遊ぶアレしか思い浮かばない。
キレぎみなチビをなだめながら到着して、ようやく僕は納得した。
なるほどパカパカするやつだ。
「常識というのは過去の経験が大きく関わっているという」
僕の「パカパカ」への常識がミドリのカエル君に変わった瞬間だった。
「なるほどパカパカだね」と頭をなでると彼女はこちらを向いて目一杯舌をつき出した。
子どもの成長とは嬉しくも、時にせつない。