熱い熱いロンドン大運動会が終わってしまった。
今回は個人的に思いがリンクするものが多くあり勝手に盛り上がってしまった。
これで夜はぐっすり眠れるのは嬉しいが寂しくなるのも否めない。。。
この感じは
失恋1週間後ぐらいの刹那さと似ている。
しかし世界の時間は刻々と進んでいるので過去に思いを馳せている場合ではない。
「夏だしプールでもいこう」
暑いときは逆に攻めたほうが得策だと知っていた。
チビ①を連れて近所のプールへ
泳ぐ気マンマンで到着・・(父)
これも
オリンピックと夏のせいだ。
彼女のバタフライが気になっていたので前職のスイミング指導知識を頭の片隅から引きずりだして熱血指導をみっちり60分間市民プールで繰り広げた。
お盆休みなパパ達のレジャー系水着の中に
本気モード水着で登場。
際立って
浮いてる様子が自分でも分かった。
チビへの熱血指導が60分を越える頃、チビのテンションが完全に落ちていることにようやく気がついた。
運動指導は自己満足ではいけないと日頃キモに命じているにも関わらず恥ずかしい限り・・・
これも
オリンピックと夏のせいだ。
しかし
「今回は悔いのない市民プールでした!」これを最後に言えたので良かった。
自宅に戻ると
吠えない番犬こてつ君はうらめしそうにコチラをのぞいた。
暑くても毛皮を脱ぐことができないストレスなのか、はたまた人間達だけのバカンスにヤキモチをやいているのか。
「これもオリンピックと夏のせいだよ」
再三のなぐさめに彼はようやく元のポジションに落ち着いた。
僕の罪悪感が彼の散歩時間を長めにしたのは言うまでもない。
散歩から帰ると心地いい風が夕日とともに僕とこてつ君を包み込んだ。
「これはビールしかないだろう」
いや、夏がそうさせるのだ。
夕食の支度をしている嫁に・・・
「ビールを取ってくれないか、外で一杯やるよ」
額にじんわりと汗をにじませた嫁は「いま忙しいんですけど」と言わんばかりに慌ただしくビールを手渡し、こう言ってウィンクした。
「これも夏のせいね」
楽しむというのは簡単に言えば、今ある喜びにつかまること。青空を見ながら、気分がいいからと息を深く吸い込むこと。
ジュディス・ハーラン
※本文には若干のフィクションが含まれています。
長文、大きな心と広い思考力でお読み頂きありがとうございました。